上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

久しぶりの名言シリーズです。



希望とは結果じゃない。
信じること、追い求めることなんだ。

 小説「ベイジン」 真山 仁 より



これは、小説の主人公である田嶋伸悟が
これ以上ない最悪の状況の中で語った
セリフです。


田嶋は日本を代表する重電メーカー出身の
原子力発電技術者です。

日本国内での原発プロジェクトが頓挫したのを
機に中国の国営原発会社である紅陽核電へ
技術顧問として派遣されます。

そして、日本や世界の常識が通用しない、
中国特有の政治体制や国民性のカベに
苦しめられることになります。

現場で積み上げてきたものが、相手側の
理不尽な事情により、何度も打ち砕かれます。

しかし、そうした逆境においても、世界最大級の
原子力発電所を安全に運転するという強い
使命感のもと、田嶋は粘り強くプロジェクトを
進めていきます。


「希望」なんて・・・
一見すると、青臭いセリフのように見えます。


しかし、何度も理不尽な目にあい、いわゆる
「希望」を打ち砕かれてきた田嶋が言うからこそ
このセリフには重みがあるのです。



「希望」とは結果(期待する成果が得られた状態)
ではありません。

また、” 毎夜生まれては明け方に消える ” ような
夢や幻でもありません。
(「トゥーランドット」より)

「希望」を、結果を追い求めるプロセスの中に
見出すことによって、田嶋自身も救われ、
幾度となく困難に立ち向かうことができたの
でしょう。


困難に直面し、なかなか思うような成果が
得られなくても、結果を信じ追い求めている限り、
「希望」はその手の中にある。



冒頭のセリフには、そうしたまっすぐなメッセージが
込められていると感じます。

経済小説の中でも比較的 ” 熱い ” 作品の多い
真山 仁らしいですね。



ちなみに、本作品(ベイジン)は最近読んだ
経済小説の中でも断トツに面白かったです。

あくまでフィクションですが、
中国という国の底知れなさや原子力発電の
現場における葛藤といったものを垣間見る
ことができます。

特に終盤のクライマックスは、読んでいて
鳥肌が立ちました。


まだ読んだことがないという方はおススメです。
ぜひご一読ください!


よろしければ、ランキングボタンをクリックしてください。
更新の励みとなります。
   ↓↓

スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。