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前回の続きです。

私がゲンナリさせられた若い医師に
欠けているのは次の二つです。


①Sense and Respond

②問題解決マインド
 


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①Sense and Respond

聞き慣れない用語かもしれませんが、
IT業界やコンサルティング業界で
重視されている考え方です。

「Sense and Respond」とは
相手の反応に応じて(Sense)、
臨機応変に投げかけを行い(Respond)
相手の内面や発言の本質を見抜くことです。



今回の場合、
医師側が「Sense and Respond」を意識して
いれば、私の態度や発言のニュアンスから、
自分の質問や指導が ” ハマっていない ”
ことを感じ取り、アプローチを変えることも
できたはずです。

そもそもこの医師は、私の方を向かずに
話をしていました。

患者の反応に興味がないのです。

そんなんで、臨機応変の対応などできる
わけがありません。


限られた時間で患者をさばいていかなければ
ならない病院側の事情は理解しています。

しかし、自分のしゃべりたいことを一方的に
話して、患者の反応に関心を持たない
この若い医師には、「Sense and Respond」が
決定的に欠落していると感じます。


権威のある大学病院や市民病院であれば
まだしも、商圏の狭い郊外のクリニックで
このような対応をしていては、そのうち患者も
いなくなってしまうでしょう。



②問題解決マインド

医師は、患者の病状を改善するため、
専門的な知識をもとに診断し、
薬を処方したり、生活習慣に係る
指導を行います。

この若い医師も、私に対して一応は上記の
対応を行っています。

しかし、同じ病気であっても患者によって
状況は異なります。


世の中に、全く同じ問題は存在しないのです。


例え処方する薬は同じでも、患者に対する
説明や生活習慣に係る指導は、個別の
事情を踏まえ行われるべきです。


いくら教科書通りの正しい指導であっても、
それが患者の事情にフィットしていなければ
受け入れてもらえません。

指導したことが実行されなければ、医師が
行った診断や指導は全く意味がないことに
なります。



患者の抱える問題を解決したい(あるいは
すべき)というマインドを持った医師であれば、
患者の個別事情まで考慮した上で実効性の
ある指導を行うはずです。


ちなみに、
「プロフェッショナル(NHK)」や
「情熱大陸(TBS)」で取り上げられるような
トップ医師の多くは、こうしたマインドを持ち合わせ
ているように感じます。




”そもそも、医師は患者の病気を治すことに
コミットはしていない。

診断結果をもとに適切な薬を処方し、
正しいことを言うところまでが仕事であり、
その後の実行及び病状の回復については
患者の自己責任である。”


という考え方もあるかもしれません。

医師だって人間です。
人によって職業観は異なるので、そのこと
自体は否定しません。


但し、上記のようなスタンスの医師は、
おそらく患者受けが悪いでしょう。

よほどの専門性や希少性がない限り、
プロフェッショナルとして生き残っていくことは
難しい気もします。

もっとも、幸いなことに(?)国内では
医師の数が不足しているため、贅沢を
言わなければ食いっぱぐれることは
ないでしょうが・・・。


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「コンサルタントは企業の医者」と表現される
ことがあります。


確かに、患者(クライアント)を診断し、
処方箋(生活指導含む)を作成するという
点では似ています。

また、効果的かつ実効性のある処方箋を
書くためには、患者(クライアント)との対話が
重要である点も同じです。


そもそも、どの企業にも当てはまるような
処方箋は現場では役に立ちません。


また、特に中小企業の場合、処方箋を
渡すだけで問題を解決できるような企業は
ほとんどいないのが実情です。

医者として処方箋を渡すだけでなく、
時には看護師や栄養士、理学療法士として、
処方箋の実行を支援することがコンサルタントには
求められます。



人の振り見て我が振り直せ


私も、企業の医者のはしくれとして、
今回出会った若い医師のような
「残念なアドバイス」を行わないよう
気をつけたいと思います。


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