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いよいよシンクタンク編も最終回です。

私が所属していた部門には、各コンサルタントが部門長に対して
毎週レポートを提出するルールがありました。

レポートでは次の3点について報告をします。

-----------------------------------------------
①今週の気づき・学び
  仕事や日常生活を通じた気づきや学び

②今週の感謝
  この1週間で感じた同僚や家族等に対する感謝の気持ち

③来週の予定
  クライアント訪問等の予定
-----------------------------------------------

特にフォーマットは決められていませんでしたが、レポートは
A4で2~3ページくらいのボリュームになります。

毎週日曜日の昼までに部門長へ提出すると、月曜日の朝には
部門長のコメント付きでフィードバックがされます。

各コンサルタントが提出したレポートは一つのファイルに
マージされるため、部員全員のレポートやそれに対する部門長の
コメントが部内で共有される仕組みになっていました。

毎週レポートを提出するのは結構大変なことですが、それに目を通し
一人一人にコメントを書く部門長にも相当な負荷がかかっていたと
思います。

当時、全社で30を越える部門がありましたが、こうした仕組みが
あるのは私が所属していた部門だけでした。

社内でもユニークな取り組みとして注目されてはいましたが、
その負荷の重さゆえ実際に導入する部門はいませんでした。


このレポートシステムは、私が入社して間もなくスタートしたと
記憶しています。
在籍していた4年半で、200本を越えるレポートを提出した計算に
なります。

私自身、入社して1~2年はこのレポートをかなり負担に感じており、
週末が近づくと今週は何を書けばいいのかと悩み、気が重くなった
ものです。

しかし、ある時から、レポートは「自分のために自分の気づきを
書き残すノート」「アウトプットのトレーニングツール」だと
割り切ったことで、大きく見方が変わりました。

小学生の夏休みの宿題に例えると「気が重い読書感想文」から
「楽しい自由研究」に変わったのです。

レポートを自由研究として楽しめるようになってからは、普段の
意識も変化してきます。

まず、毎週レポートを書く必要があるため、日常生活の中でも常に
ネタを探す習慣が身につきます。


新しい発見や驚いたこと、感心したことがあれば、すぐにメモに
残しておき、スキマ時間を見つけては、そのネタをどう料理しようかを
楽しみながら考えるようになります。

ちなみに、料理の仕方にも色々パターンがありますが、
私が意識していたのは、次のようなものです。
-----------------------------------------------

・事実をありのまま伝える。

・事実を分類・整理して意味づけをする。

・ある事実をもとに抽出した意味づけを、他の事象に適用することで
 新たな発見や普遍的な法則を導き出す。

・導き出した法則をもとに、今後の変化やトレンドを予測する。

-----------------------------------------------

ネタが新鮮で、ものすごくインパクトがあれば、余計な手を加えず、
素材を活かす形でレポートすればよいでしょう。

一方、ネタを料理して意味づけをしたり、新しい発見につなげる
作業は、言いかえると、情報に自分なりの付加価値をつけること
でもあります。

毎週レポートを書くために、ネタを集め料理の仕方を考えることは、
コンサルティングで求められる仮説思考や分析力のトレーニングにも
なります。


また、毎週1,000字~1,500字程度のレポートを書き続けることで、
ライティングスキルについても磨くことができました。



私の場合、転職後しばらくは事業会社とのカルチャーの違いに
戸惑うことも少なくありませんでした。
そうした中、レポート作成を通して、基礎体力を鍛えたことで、
その後コンサル業界でやっていけるという自信を持てるように
なりました。

そうした意味では、シンクタンク時代の最大の学びは毎週のレポート
から得られたと言うことができます。


ちなみに、現在勤めているコンサル会社にはこうしたレポート
システムはありません。負荷が重いため、導入を提案してもなかなか
受け入れられないでしょう。

アウトプットする機会がないと、どうしてもインプットも疎かに
なってきます。その状態が続けば、コンサルタントとしての成長も
止まってしまうように思います。


だからこそブログを始めたわけですが、本ブログは、レポートに代わる
トレーニングツールであると考えています。
今後もコツコツと書き続けていきたいなと考えています。


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