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私には中学生の娘がいます。

その娘が、少し前からケータイを買ってほしいと
言っています。

ついにこの日が来たか・・・。

個人的には、
中学生にケータイは不要だと考えています。

先日も、娘と私、妻の3人で家族会議が
開かれました。
テーマは「娘はケータイを持つべきか否か」です。

家庭内の他愛のない会話ですが、意外と
普段の仕事にも参考にできそうな点が
ありましたので、実況中継風(?)に再現して
みたいと思います。



私「中学生にケータイなんていらないでしょ。」

「周りの子はみんな持っているよ。」

私「みんなって具体的に誰のこと?」

「Aちゃん、B子、C子・・・」

私「それって、たまたまお前の周りにケータイを
  持っている子が多いだけなんじゃないの?
  それだけで ” みんな持っている ” とは
  言えないよね。

  実際に中学生がどれくらいケータイを持って
  いるのかインターネットで調べてみたら?」


危ない所でした。
「みんなが持っている」の ” みんな ” には
注意が必要です。
よくよく確認してみると、周囲のごく一部の
人間でしかないことが少なくありません。


10分後・・・


「ベネッセっていう会社が2008年に調査した
  結果によると、中学生の48%がケータイを
  持ってるんだって。高校生だと92%!」

私「ふーん、ベネッセが調査してるんだったら
  信頼できるデータなんだろうね。
  でも、その調査って、対象が東京とか大阪の
  大都市だけなんじゃないの?」

「えーと・・・、大都市の保有率は71%、
  中都市は43%、郡部は33%って書いてあるよ。
  大都市っていうのは東京23区のことだって。」

私「多分、うちは中都市と郡部の間くらいだろうね。
  そうすると、中学生のケータイ保有率は
  ざっくり40%くらいかな。
  
  2008年に比べて今の方がケータイ普及率も
  高いだろうから、今だと50%を超えているかも
  しれないね。
  
  でも、どちらにしても二人に一人でしょ。
  じゃあ、お前がケータイ持ってなくても全然
  普通だよね。」

「中学生全体でみるとそうかもしれないけど、
  私のクラスや部活ではほとんどの子が
  持っているの。
  だから私もケータイを持つべきなの!」


なるほど、全体的な傾向や平均値に
過度に引っ張られず、あくまで自分が属する
集団固有の事情(=現場の実態)に立脚して
主張してきました。
悪くないですね。

もっとも、「ほとんどの子」っていうのを突っ込んでも
いいのですが・・・。


私「なるほど。お前の周りは全国平均よりも
  保有率が高いってことが言いたいんだね。

  じゃあ聞くけど、みんなが持っているからと
  いってどうしてお前も持つ必要があるの?

  みんなが持っているのに、自分だけが
  持ってないって、何かカッコ良くない?

  (ジャニーズの)嵐でも、桜井翔や松本潤を
  好きなファンはたくさんいるけど、その中で
  『私は、相葉ちゃんが好き』って言えば
  目立つでしょ。
  少数派でいることの価値ってあるんじゃない。」

「中学生くらいの女の子はみんなと同じでいたい
  ものなの!お父さんにはわからないことなの!

  それに、部活の連絡をメールですることもあるし、
  練習試合で遠くへ行ったときとか、外から家に
  連絡できて便利だよ。」


マイノリティの価値については、真正面から
否定されました(笑)。
これは価値観の違いでもあるので、一旦そっと
しておきましょう。

そして、今度はケータイを持つことの具体的な
メリットをアピールしてきました。
いよいよ議論は地上戦に移ります。



私「部活のメンバー全員がケータイを持っていない以上、
  メールだけで連絡をすますことは出来ないよね。
  必ず誰かは電話しなくちゃならないんでしょ?
  じゃあお前も電話してもらえばいいんじゃない。

  それに、外から連絡するんだったら公衆電話を
  使えばいいじゃん。」


この辺りから妻が娘の加勢に入ります。


「昔と違って今は公衆電話が減っているから、
  外から連絡するのも大変だよ。
  私としてもケータイを持ってもらった方が連絡
  取れて安心だけどな。」

私「うん、確かに公衆電話は見なくなったね。
  でも本当に減っているのかな?}

「ちょっと待って・・・。NTTのホームページには
  この10年で半分になってるって書いてあるよ。」

私「へー、そんなに減ってるんだ!
  もちろん、都市部と郊外で濃淡はあるんだろうけど、
  いずれにしても、外出先から連絡するには
  ケータイを持っていた方が便利だってことだね。

  でも、周りの子はケータイ持っているんでしょ。
  必要な時は借りればいいんじゃない?」

「今もそうしてるよ。」

「やめてよ、恥ずかしい!
  それに、いつも知らない番号から電話がかかって
  くるから、私も出ていいものか迷うの。」


フムフム、発生頻度は必ずしも高くないと
思いますが、ケータイを持っていないことで、
娘と妻が不便に感じているの事実のようです。

ケータイを持つことのメリット(もしくは持たない
ことによるデメリット)について、子供と親の両方の
立場から主張されると ” 一応の納得感 ” はあります。


それに、娘と妻が賛成派に回ると、父親としては
やや分が悪いですね。

これ以上突っぱねると、二人の機嫌を損ねて
晩御飯が出てこない恐れもあります(笑)。

とはいえ、そのまますんなり買い与えるのも
面白くないので、娘の本気度を試すため
次のような条件を出しました。


私「二人の説明を聞いても、やっぱりお父さんは
  ケータイを持つ必要はないと思う。
  でも、お前がどうしても欲しいと言うならこうしよう。
 
  次の条件のうち、どれかひとつを達成できたら
  ケータイを買ってあげるってのはどう?」

-----------------------
【ケータイGETの条件】
 ①定期テストで学年●位以内に入る
  - ● ~ ●位 スマホ
  - ● ~ ●位 ガラケー 
  - ● ~ ●位 キッズケータイ
  - ● ~ ●位 ケータイケース(残念賞) 

 ②部活で市の強化選手に選ばれる
 
 ③生徒会長になる
-----------------------


「うーん、②と③は難しいかな。
  それに強化選手や生徒会長になることが
  目的になっても意味がないでしょ。
 
  私にとっては、部活の試合で勝つことが目的で
  あって、強化選手になること自体にはあんまり
  興味ないから。
 
  でも、勉強は嫌いじゃないし、①は頑張ってみても
  いいかな。」

私「よし、じゃあ交渉成立ね。
  今度のテストの結果楽しみにしてるよ。」



家族会議の結果、
娘はケータイを買ってもらえるチャンスを
獲得し、私や妻は娘が勉強をもっと頑張る
きっかけを与えることができました。

一応は一件落着と言えるでしょう。


なお、今回の家族会議を通じて、議論や交渉を
上手く進めるには、いくつかポイントがあると
感じました。

特に下記の点は仕事でもプライベートでも
最低限押さえておく必要があるように思います。

---------------------------------------

【議論・交渉のポイント】

・テーマ(論点)は具体的に設定する

・前提となる言葉の定義やデータを
 参加者が共有する

・相手の発言だけでなく、その背景にある
 ” 根拠となる事実 ” や ” 価値観 ” を理解する

・双方がWin-Winになれる落とし所を考える
 (少なくとも最初からパイの奪い合いに固執しない)


---------------------------------------

この家族会議の数日後、1学期の中間テストが
行われました。
今回のテストはヤマが当たったのか、娘も
ちょっとだけ自信があるようです。

彼女は見事ケータイをGETできるのでしょうか?

結果についてはまたご報告したいと思います。


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