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前回に引き続き
「勝てば官軍」という言葉について
考えたいと思います。

最近、あるニュースをみて、あらためて
この言葉を実感しました。


それは、日本のTPP交渉への参加決定です。

民主党政権下においてあれだけ紛糾していた
交渉参加を巡る議論が、安倍首相就任後
わずか数カ月でトントン拍子に展開し、
具体化にこぎつけました。


その理由として、

・TPP賛成派で主要ポストを固めた強力な
 推進体制

・反対派議員の取り込みや農業関係者への
 根回しに係る周到な戦術

が奏功したと言われています。

また、そもそも民主党政権時代に基本的な
枠組みはできあがっていたとの指摘もあります。


これらに加えて、
安倍政権が、アベノミクスと呼ばれる一連の
金融・経済政策を打ち出したことで、
円高の是正や日経平均株価の上昇という
” 結果 ” を出していたことも背景にあります。

具体的な ” 結果 ” が、利害関係者の説得や
世論を味方につける上で強力な追い風に
なったものと考えられます。


前回のブログで書いたトンイの事例と同じく、
良くも悪くも ” 結果 ” を出した側(=官軍)の
方針が正義となるのです。



ちなみに、
今年2月28日の衆院予算委員会において、
玄葉光一郎前外相がTPP交渉に係る
日米共同声明に言及し、
「民主党政権で下ごしらえの交渉は終わっていた」と
安倍首相を追求しています。

これに対して安倍首相は次のように
切り返しました。

「ならば民主党政権時代に文書にすればよかった。
政治は結果なんですよ。
出していない結果に対して、後で出した人に対して
『そんなの俺たちだってできた』って言っても、
これはなかなか世の中には通らないのではないか。」


まさしくその通りだと思います。

” 結果 ” を出した方が勝ちなのです。


-------------------------
翻ってビジネスの現場ではどうでしょうか?

企業は、市場において他社との競争に
勝ち、利益を確保することが求められます。

しかし、社内をのぞいてみると意外にも
” 結果 ” を疎かにしているケースが少なく
ありません。



 ・今期は赤字に終わったが全社が一丸となって
  頑張ったのだから良しとしよう

 ・結果よりもプロセスが重要である

 ・あの事業部はちょっと業績が良いからといって
  大きい顔をしている


コンサルタントとしてクライアント企業の役職員に
インタビューをしていると、こうした発言を耳に
することがあります。

特に業績が低迷している企業や事業部ほど
こうした発言がよく聞かれます。

確かにプロセス(過程)は重要です。
また、以前のブログでも書いたとおり、
社員の頑張りや一体感といった、いわゆる
” 見えないもの ” も無視することはできません。

しかし、経営は結果です。

極論を言えば、企業が営利追求を目的と
する以上、利益という ” 結果 ” に
つながらないのであれば、途中の過程や
社員の頑張りもすべて意味がないのです。

業績が良い会社は、結果を出すためには
方針を共有し、社員のモチベーションを高め、
全社一丸となってオペレーションや組織を
改善することが重要であることを理解しています。

結果にこだわるからこそ、プロセス(過程)を
重視しているのです。


一方、
業績が悪い会社は、結果が出ないことに
慣れてしまっています。

結果に対して鈍感になっている、あるいは
悪い結果と向き合いたくないがために
瑣末な手続きにこだわったり、責任の所在を
あいまいにすべく社内のコンセンサス獲得に
腐心するようになります。

一見すると、どちらも
” プロセス(過程)を重視する ” という姿勢は
同じです。

しかし、その目的意識が全く異なるのです。


ビジネスの世界こそ、勝った方が官軍なのです。
” 結果 ” を出すことへのこだわりを忘れては
いけません。


皆さんの会社はいかがでしょうか?


【参考記事】
見えないものを診る力 (2013年2月16日)


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