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メーカーに4年半務めた後、金融機関系シンクタンクへ転職しました。
ここから、コンサルタントとしてのキャリアがスタートすることに
なります。

よく言われることですが、一般的な事業会社とコンサル会社では、
会社と個人の関係やワークスタイルが大きく異なります。

事業会社からコンサル会社へ転職した人間の多くは、入社後しばらく
その違いに戸惑い、今回の転職は失敗だったのではないかと
落ち込みます。
何を隠そう、私もその一人でした。

私にとって、特に衝撃的だったのが以下の点です。

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仕事に対する姿勢
事業会社の場合、通常、仕事は上司から与えられるものです。
20代半ばの若手であれば特にその傾向が強いです。

一方、コンサル会社では若手であっても仕事は自分から取りに行く
姿勢が求められます。

といっても、いきなり営業に出てプロジェクトを受注して来いと
いうわけではありません。

まず必要となるのが社内営業です。
自分が所属する組織のリーダーやプロジェクトマネージャを務める
先輩コンサルタントに対して、積極的に自分を売り込んで
プロジェクトにアサインしてもらうことが重要となります。

コンサルタントのようなプロフェッショナル職業は、基本的に
個人商店と同じです。
仕事がない(=プロジェクトにアサインされない)、もしくは
自分で営業して仕事を取ってこれない人間は次第に居場所を失い、
最終的に会社を去らざるを得なくなります。

程度の差こそあれ、UP or OUTは外資系コンサル会社に限った
ことではありません。


柔軟なワークスタイル
コンサル会社の多くは裁量労働制を採用しています。
出社時間や終業時間が定められておらず、基本的に残業という
概念がありません。

プロジェクトメンバーとして、決められた期日までに担当タスクを
完了させることが求められますが、それさえ担保できれば、途中の
細かいスケジュールや作業場所は各担当者の裁量に任せられます。

そのため、特に作業に追われていなければ有給休暇も比較的自由に
取れますし、私用があれば自宅で作業したり、日中に外出しても、
とやかく言われることはありません。

私も作業に煮詰まった時には、ブラっと本屋やスタバへ行き、
気分転換したりしていました。

もちろん、このような自由が認められる反面、自己責任はきちんと
果たさなければなりません。

期日通りにタスクが完了しない、成果物の品質が低いといったことが
続けば、周囲のメンバーから「残念な人」とみられるようになり、
次第にプロジェクトにもアサインされなくなります。

したがって、作業の進捗が芳しくなかったり、思ったような品質が
出せない場合は、徹夜してでもやりきる羽目になります。

こうしたワークスタイルの違いも、コンサル会社に入社して
驚いた点でした。

事業会社の場合、打ち合わせやトイレ以外で席を離れることは
稀ですし、遅くまで残業している人間が何となく偉いような
雰囲気さえあります。

机に張り付いている時間の長さではなく、成果で評価されるのが
コンサル会社の特徴のひとつであり、醍醐味でもあります。


バリューという概念
「ミーティングで発言しないのはいないのと同じ」
コンサル業界でよく言われることですが、実際その通りです。

若手だろうがなんだろうが、ミーティングに参加する以上、
よりよい成果を導くために何かしら貢献する(=バリューを発揮する)
ことが求められます。

とはいえ、経験の浅い若手や中途入社した人間がいきなり目の覚める
ような意見を出すことはなかなかできません。

言われなくても議事メモを取る。コピーを取りに走る。話題にのぼった
会社や商品の情報をすぐにWebで調べる。
少なくとも、こうした発言以外の基本動作の部分で貢献することが
求められます。

その上で、若手であることを逆手にとり、他の参加者が聞きづらい
初歩的な質問をして、メンバー間で認識の齟齬が生じるのを防止する。
議事メモ担当の立場を利用し、声が小さい発言者に聞き直しをして
共有を促進する。
空気を読みながら、こうした動き方ができると、先輩コンサルからも
「気のきくヤツ」と及第点をもらえることになります。

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コンサル会社に転職した人間にとって、このようなカルチャーの違いに
上手く適応することが最初のカベとなります。


次回も引き続き、シンクタンクでの学びを振り返っていきます。

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