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前回の続きです。

目に見えないものを「見える化」することは、
コンサルタントの重要な付加価値です。

但し、「見える化」といっても、単にデータを集計して
グラフにすれば良いという話ではありません。

集めた情報やデータをもとに、


どこに問題があるのか(Where)を精査し、

その要因を深堀り(Why)した上で、

効果的な打ち手(How)を提示する。



ことが重要です。


つまり、これまで見えなかった事実を見えるようにする
だけでなく、見えるようになった事実をもとに問題解決に
向けた道筋を提示することが真の「見える化」と言えます。


もちろん、分析を通じて、クライアントが気づいていなかった
事実を発見するだけでも、クライアントからは結構喜ばれます。

但し、それだけでは問題は解決しません。

So What?

その事実がら何が言えるの?どうすれば良いの?を
考え、提示(見える化)することがコンサルタントには
求められます。




少し観点は異なりますが、プロジェクトを進める上でも
「目に見えないもの」に配慮することが重要です。

数字や結果だけではわからないこと、
例えば、その結果に至るまでのプロセスや、
そのプロセスが現在の形になった経緯。

あるいはそのプロセスに係る人間の想いや
価値観等、それこそ目に見えないものはたくさん
あります。

その中でも、組織風土や人の感情に係る部分は
外部のコンサルタントにとって特に見えにくい部分です。


かつて私がハマったNHKドラマ「ハゲタカ」の中でも、
主人公 鷲津政彦が元部下のアラン・ウォードに対して
「アラン、お前にはまだ何も見えていない」と言い放つ
名シーンがあります。

鷲津退任後に投資ファンド ホライズン・ジャパンの
代表となったアランは、大手電機メーカー大空電機の
レンズ事業部売却をもくろんでいました。

しかし、数字や結果だけでは分からないもの、
この場合は従業員の想いや亡き創業者から脈々と
受け継がれてきた価値観を考慮に入れていなかったため、
最終的に鷲津に足元をすくわれることになります。


実際のコンサルティングの現場でも、こうしたことへの
配慮を欠いたために無用な混乱を招いたり、
こちらの提言がクライアントに受け入れられなかったり
するリスクがあります。

アウトサイダーとして言うべきことは言わなければ
なりませんが、その会社特有のカルチャーや
コンテクストも考慮しておかなければ、どんなに正しい
提言をしても、クライアントに受け入れてもらうことは
できません。


「おたくらの言いたいことは分かるけど、ウチの会社は
ちょっと特別だからね。。。」と言われるのがオチです。


それでは、そうした目に見えないもの
(ここでは組織風土や価値観、人心)を診るには
どうすればよいのでしょうか?

残念ながら、この点について近道はありません。

もちろん、モラルサーベイ等による調査は可能ですが、
それらはあくまで全体的な特性の一側面を写し出すに
すぎません。


まずは、クライアント企業やその社員に関心を持つこと。

クライアント企業のメンバーとコミュニケーションを密にし、
先方の思考プロセスや判断基準を理解すること。


インタビューやディスカッションといったオフィシャルな
場だけでなく、休憩時間の雑談や時には飲みニケーションも
大切です。

そして何より、コンサルタント自身が、その会社の
問題解決に当事者意識を持つこと。



泥臭い話ですが、こうしたことを意識するだけでも、
クライアント企業に対する見方が深まり、それまで
見えなかったものが多少は見えてくるはずです。

頭が切れ、分析力が優れているだけでは、良い
コンサルティングはできません。
いわゆる人間力や対人感受性も必要なのです。


人間力。。。私も弱い部分です(笑)。
日々精進したいと思います。


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