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コンサルティングにおける「品質」と「効率」の関係について、
最近よく考えます。

コンサルタント=長時間労働 というイメージを持っている
人も多いと思います。

コンサルティングという仕事は多分に労働集約的で、
大抵どこのコンサル会社でも長時間労働が常態化
しています。

長時間労働と厳しいプレッシャーにより、体調を崩したり
心を病む人間も少なからずいます。


私の場合も、事業会社時代に比べると、コンサルタントに
なってからの方が労働時間は圧倒的に長くなりました。

ただ、30代も半ばを過ぎると、20代の頃のように体力的に
無理がきかなくなります。

長時間労働にものを言わせて、コンサルティングの品質を
確保するのも年々しんどくなります。


品質を維持しながら、いかに効率を高めるか?


この業界に入ってからずっと考えてきたことではありますが、
改めて整理をしてみたいと思います。

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品質と効率はトレードオフの関係にあります。

製造業の場合、工場では不良品を出さないために、工程内
検査や出荷前検査を行い、繰り返し品質をチェックします。
数々の検査に合格した製品のみが客先へ出荷されることに
なります。

当然、検査には時間がかかります。

品質を担保するために効率を犠牲にしていると言うことが
できます。


この構造は、コンサルティングの世界にも当てはまります。

但し、形のあるモノを製造する製造業と、無形のサービスを
提供しているコンサルティングとでは、品質の定義が若干
異なります。


そもそも、コンサルティングにおける品質とは何でしょうか?

以前のブログでも書いたとおり、コンサルティングの
最終的な成果は業績改善や制度構築であったりします。

ただ、コンサルティングが成果を生むためにはクライアントの
協力が不可欠です。
現実的には、サービスを提供するコンサルタント側がコントロール
できない部分も少なくありません。
この点は医者と患者の関係に似ています。

したがって、ここではコンサルティングの品質を
最終的な成果(アウトカム)ではなく、
コンサルタントが提供するアウトプット(レポートや口頭での
アドバイス=「情報」)の付加価値 と定義します。



前回書いたとおり、情報の付加価値は次の式で
表すことができます。

  =受け手の関心の有無 ×希少性 × 考察の深さ 


例えば、企業診断の場合、クライアントが関心を持ち、
コンサルタントに期待するのは、自社のどこに問題があり、
どうすればその問題を解決できるのか?に関する
アドバイスです。

 クライアントの経営陣が把握していない現場の問題を
 指摘する(希少性)。
 長年解決できなかった問題について、要因を明らかにし
 効果的な解決策を提示する(考察の深さ)。

こうしたことができれば、付加価値の高い情報(アウトプット)を
提供できた。つまり、品質の高いサービスが提供できたと
言うことができます。

こうした、希少性や考察の深さを担保するために、
コンサルタントは日々朝早くから夜遅くまで葛藤しているのです。


一方、コンサルティングにおける効率とはどのように
考えるべきでしょうか?


次の式が最もシンプルな考え方です。

  効率=アウトプットの付加価値 ÷ 投下工数

同じだけの付加価値を出す場合、投下する工数が
少なければ少ないほど効率が良いと言えます。


言うまでもありませんが、品質と効率はどちらも重要です。

効率は高いが品質の伴わないサービスは誰も利用しません。
コンサル会社も営利企業である以上、効率を無視して
品質のみを追求することもできません。

品質を効率をどのようにバランスさせるか?

これは、コンサルタントにとって最も重要な論点の一つです。


次回、この論点について自分なりの考えを整理していきたいと
思います。


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