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毎年、年末が近づくと楽しみにしている
番組があります。

それは、フジ系列で放送される
FNS歌謡祭です。

グランドプリンスホテル新高輪の
「飛天」を舞台に、豪華アーティストが
4時間超の生放送でパフォーマンスを
披露する名物番組です。

年末の風物詩として、家族で観るのを
楽しみにしてきた番組でもあります。


ところが、近年は番組のクオリティが
どんどん低下していると感じます。



「僕らの音楽」で味をしめたのか、
近年はコラボ中心の構成になっています。

上手くハマるケースもありますが、
奇をてらいすぎた組み合わせや
数字(視聴率)狙いであることが
透けて見えるような場合はゲンナリします。



特に今年は酷かった。


華原朋美と小室哲哉の共演や
壇蜜と谷村新司のデュエットは見るに
堪えませんでした(笑)。

※一方、西野カナと水樹奈々、miwaと大原櫻子、
  三谷幸喜とAKBグループのコラボは新鮮で
  印象的でした。


また、AKBグループ、ジャニーズメンバー、
EXILEファミリーの人数が多すぎます。。。


バーター出演の匂いがぷんぷんします。


個人的な印象ですが、
会場の問題なのか、FNS歌謡祭は
他の音楽番組と比べ ” 音が良くない ” と
感じます。

そのため、歌があまり上手くない人間が
歌うと結構ひどい仕上がりになって
しまいます。

その点でも、 ” 実力派 ” でない出演者が
増えると、観ている方はしんどくなります(笑)。

かといって、明らかな口パクも興ざめ
しますが。。。


番組の一ファンとしては、もっと時間を
短くしてでもパフォーマンスのクオリティを
高め、 ” 騒がしいお祭り ” ではなく
” 上質な音楽番組 ” を目指してほしいと
思います。



ところが、意外なことに(?)
今年のFNS歌謡祭の視聴率は18.8%と
それほど悪くありませんでした。


一昔前と比べると水準は下がっていますが
それでも、2013年の民放音楽番組としては
最高視聴率とのこと。



テレビ番組は結果がすべてです。
一定の視聴率が取れたことで、製作側
としては今後も現行路線を継続するでしょう。

なぜならば、今の音楽番組にとって
それが ” 勝ちパターン ” だからです。


コラボと称して、人気者を寄せ集めることで、
その ” 出演者のファン ” は喜んで番組を
観るでしょう。

数字(視聴率)をあげるためには一番
手っ取り早い方法です。


反面、それによりパフォーマンスの
クオリティが低下してしまえば、番組らしさが
失われ、私のような ” 番組のファン ” が
離れていく恐れもあります。


人気者を起用することである程度の数字を
確保しながらも、音楽番組としてこだわる部分
にはこだわる。

この辺りのバランスが重要だと感じます。

最近のFNS歌謡祭は人気者頼みが過ぎるように
思います。


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同じようなことが、企業にも当てはまります。

安定的に成果を上げるためには
業界の勝ちパターンを把握し、それを
実践することが効果的です。

しかし、勝ちパターン(いわゆるセオリー)に
とらわれ過ぎると、自社ならではの特長や
トンガリが失われ、次第に競合他社と
均質化していきます。


一度均質化してしまうと、多くの場合
不毛な価格競争に陥り、あとは経営資源の
多寡で勝敗が決まってしまいます。


競争戦略の基本は差別化です。


勝ちパターンをきちんと押さえながらも、
自社として何にこだわっていくのかを
明確にし、それを具現化し発信していく。


このことが、ロイヤルティの高い
” 自社のファン ” を増やしていくことに
つながると考えます。


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流れをつかめ!シリーズも最終回です。


②際立つ

実力が拮抗するメンバーの中で勝ち残るためには
何かしら自分なりの特徴を出し、目立つ(差別化)
必要があります。


ライバルに勝つために差別化するというのは、
戦略論の基本中の基本ですね。

しかし、差別化すると言っても、そう簡単ではありません。

もちろん、他の出演者よりも歌がうまく、
パフォーマンスそのものが優れていれば、
それだけで大きなアドバンテージになります。

しかし、どの出演者も総じてレベルが高い場合には、
パフォーマンスの出来だけでは差がつきません。


そうなると、次に差別化の要素として考えられるのが、
容姿・ファッションといったビジュアル面の特徴や
経歴の珍しさ等の、いわゆる”キャラ”です。


キャラが強い出演者はとにかく目立ちます。

但し、歌番組の場合、キャラの強さはあくまで
副次的なものに過ぎません。

パフォーマンスの出来が劣っているにもかかわらず、
キャラが強いという理由で勝たせてしまうと、
他の出演者や視聴者の納得感が得られず、
番組そのものが盛り上がらなくなってしまいます。

パフォーマンスが甲乙つけがたい状況に
なって初めて考慮できる要素と言えるでしょう。


そしてもうひとつ、差別化を図るための
重要な要素があります。

それは、”ポジショニング”です。

対決モノの歌番組を見ていると、何となく特定の
出演者が気になることがあります。

例えば、低い声の出演者が多い場合、高い声の
出演者の歌声は自然と耳に残ります。

性別や年齢も同様です。
中高年の男性ばかりが出演している場合、
若い女性の出演者はいやでも目立ちます。

つまり、出場者の顔触れや対戦カードの
組み合わせによって、自然と差別化がされる
ケースがあるということです。


もっとも、こうした”組み合わせの妙”的なことは
出演者がコントロールできる要素ではありません。

番組の制作側も、全体のバランスを考え、過度な
偏りが生じないよう予め調整を行うはずです。


しかし、出演者の顔触れや対戦カードを踏まえた上で、
どの曲で勝負するか?という”選曲”は、出演者側で
コントロールできる要素だと思います。


しっとりと歌い上げることが得意な出演者が
多ければ、あえてアップテンポでノリの良い曲を歌う。
若い出演者が多ければ、思い切って昭和の
懐メロを選ぶ。

その番組の中で自分がどういったポジションを
とるかが重要です。それが差別化につながります。

もちろん、自分の強み(声質、声量、声域等)が
活かせる曲を選択することが前提ではありますが・・・。


今回の「のどじまん ザ!ワールド」の決勝では
大半の出演者がいわゆる”聞かせる曲”、
”日本の名曲”を歌いました。

優勝経験者のニコラス、クリスをはじめ
基本的にどの出演者も歌はとても上手いです。
しかし、聞かせる曲ばかりが続くと、どうしても
印象が薄くなってしまいます。


そんな中、優勝したダイアナ・ガーネットは、
他の出演者にはないハイトーンボイスを
活かし、アップテンポな曲を歌いました。

聞いていて、気持ちが良かったですし、
インパクトもありました。



クリスやニコラスが過去に優勝経験があることや、
ダイアナが日本で働き始めた事実等、
番組のコンセプトとの適合性といった他の要素も
影響しているとは思います。

しかし、ダイアナの選曲、つまりポジショニングが
ユニークであったことも、実力者が揃う決勝で
彼女を頭一つリードさせることにつながったのでは
ないかと感じます。


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顧客ニーズを満たしつつ、ユニークなポジショニングで
ライバルに対して優位性を確保する。

これらの要素は企業の競争戦略にも通じるものです。


「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」も良いですが、
たまには歌番組を見るのもよいですね。

企業経営者、経営企画部門の方にもおススメします(笑)。


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前回の続きです。

「ハモネプ」や「のどじまん ザ!ワールド」の
判定を例に、実力が拮抗する中で勝負に
勝つためには”流れをつかむ”ことが重要だと
書きました。

では、”流れをつかむ”とは具体的に
どういうことなのでしょうか?

もう一段要素を分解すると、次の2つに分けられる
ように思います。


 ①ニーズを満たす

 ②際立つ

以下、それぞれの要素について整理をしていきます。


①ニーズを満たす

”ニーズを満たす”と言っても、具体的に
「誰の」「どんな」ニーズを満たす必要があるの
でしょうか。

今回の場合は、
”番組の企画・制作者”の
”高いパフォーマンスで番組を盛り上げて欲しい”という
ニーズが想定されます。


やはり歌番組である以上、聞き応えのある歌を
披露してナンボです。

また、番組を盛り上げ最終的には視聴率に
つなげることが、企画・製作者にとって強力な
インセンティブとなっているはずです。


但し、単に番組が盛り上がれば良いわけでは
ありません。
企画の狙いやコンセプトに合致していることも重要です。


「ハモネプ」であれば、
高校生大会の印象が強いことや
そもそもお笑い芸人がMCを務めていることから、
歌の上手さやハーモニーの美しさだけでなく
努力や涙といった”熱血さ”であったり、
笑いや意外性といった”エンターテインメント性”も
重視されていると思います。



一方、「のどじまん ザワールド」であれば、
出演者が”日本をどれだけ好きか?”といった点は、
重要なものさしになるでしょう。

さらに、目新しさ、驚きといった要素も重要です。

「ザワールド」と銘打つ以上、世界中から
まだ見ぬ強豪を発掘し出演してもらう必要が
あります。

上位メンバーが毎回同じ顔触れでは、視聴者に
層の薄さを見抜かれ、番組の魅力が一気に
低下することにもなりかねません。


このように、歌番組とはいえ、パフォーマンスの
クオリティ以外にも、企画・制作サイドの”意図”に
配慮し、それを満たすことが出演者には求められる
のです。



今回のハモネプで、ガッツ&スターが
プラネットブルーに勝つことができたのは、
まさしくこの部分で差がついたためだと考えています。


沢田知可子をはじめ、ベテランのプロ歌手が
揃ったプラネットブルーのパフォーマンスが
素晴らしいのは、ある意味当たり前のことです。

それに対して、ガッツ&スターは
いわゆる”売れないお笑い芸人”の集まりです。

そんな彼らが、場違いとも言える舞台で
プロ顔負けの高度なアレンジに挑戦し、やりきったのです。

パフォーマンスそのもののクオリティは、
やはりプラネットブルーの方が数段上だと思います。


しかし、

”売れない芸人なのに、すごいことをやりきった”
”そのためにはきっと相当な努力を重ねたはずだ”
”決勝でも何か面白いことをやってくれそう”

といった意外性や熱血さ、期待感の面では
ガッツ&スターが勝っていたと言えます。


そして、この結果がガッツ&スターの決勝進出という
判定につながったのでしょう。

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企業経営の世界において、顧客ニーズを満たすことは
重要な経営課題とされますが、TV番組でも同じなんですね。


次回はもうひとつの要素である「際立つ」について
整理してみたいと思います

(次回に続く)


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